HPV検査(自費)について
子宮頚ガンの発生要因のその多くにHPVの感染が関連している事は、
2020年3月13日・2019年2年1日・2017年10月31日の、過去の頚ガン検診等のブログで確認していただけますので、参考にして下さい。
HPV検査は、HPVウイルス感染の有無を調べる検査です
頚ガン検診の細胞診と同様に、採取した細胞が頸ガンの原因となる、
ウイルスに感染しているかどうかが分かる検査です
細胞診
子宮頚部(子宮の入り口)を、先にブラシのついた専用の器具でこすり採り
細胞を顕微鏡で調べます
当院でのHPV検査は、100種類以上の型があるHPVのうち、ガンになる危険性の
高い13種類(ハイリスク型)のどれかに感染しているか否かが分かる検査です。
特に16型・18型が、子宮頚ガンに進展する可能性が高く、感染した後の進展する
スピードが速いと言われています。
↓
*HPV16型に感染した方がガンへ進展する場合、10年間で17.2%
*HPV18型に感染した方がガンへ進展する場合、10年間で13.6%
ハイリスク型HPVに感染していない方がガンへ進展する場合、10年間でほぼ0%
Khan MJら J Natl Cancer Inst. 2005;97:1072-1079 のデータを参照
※細胞診もHPV検査も陰性であった場合の次の検査は、2~3年後で良いと
推奨されています。(日本産婦人科医会がん対策委員会 子宮頚がん検診レコメンデーション2011より)
千葉市の頚ガン検診は、2年に一度受けられます。
HPV検査を単独でする事もできますが、
千葉市子宮ガン検診を含めた頚ガン検診と、同時に行う事をお勧めします。
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