2020年3月28日土曜日





HPV検査(自費)について

 

子宮頚ガンの発生要因のその多くにHPVの感染が関連している事は、

2020313日・201921日・20171031の、過去の頚ガン検診等のブログで確認していただけますので、参考にして下さい。

 

HPV検査は、HPVウイルス感染の有無を調べる検査です

頚ガン検診の細胞診と同様に、採取した細胞が頸ガンの原因となる、

ウイルスに感染しているかどうかが分かる検査です


細胞診

子宮頚部(子宮の入り口)を、先にブラシのついた専用の器具でこすり採り

細胞を顕微鏡で調べます

 

当院でのHPV検査は、100種類以上の型があるHPVのうち、ガンになる危険性の

高い13種類(ハイリスク型)のどれかに感染しているか否かが分かる検査です。

特に16型・18が、子宮頚ガンに進展する可能性が高く、感染した後の進展する

スピードが速いと言われています。


HPV16型に感染した方がガンへ進展する場合、10年間で17.2

HPV18型に感染した方がガンへ進展する場合、10年間で13.6

ハイリスク型HPVに感染していない方がガンへ進展する場合、10年間でほぼ0

 Kan MJら J Natl Cancer Inst. 2005971072-1079 のデータを参照

 

※細胞診もHPV検査も陰性であった場合の次の検査は、23年後で良いと

推奨されています。(日本産婦人科医会がん対策委員会 子宮頚がん検診レコメンデーション2011より)

千葉市の頚ガン検診は、2年に一度受けられます。

HPV検査を単独でする事もできますが、

千葉市子宮ガン検診を含めた頚ガン検診と、同時に行う事をお勧めします。

 

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