2018年1月24日水曜日


子宮頚管ポリープ

検診時や別の病気で來院し指摘されたりすることが多く、ビックリする方もいますが 特別珍しい病気ではありません。
但し症状がありトラブルを起こす場合は、適切な処置が必要になります。
その辺を踏まえて少しお話しします。

 子宮頚管ポリープ
   (子宮の頚管粘膜の一部が増殖するイボの様なもので、良性のものが殆どです)

 原因  明らかではありませんが子宮頚管の慢性炎症が原因の一つと考えられて います。

 症状
     *不正性器出血 
     *性交時の出血
     *おりもの増加
      など

 治療  1)自覚症状なくトラブルが少ない場合などは、経過を観る事があります。
       2)大きくなったり、出血等度々トラブルが起こる場合は、ポリープを切除します。

   切除方法
        *切除は外来で行うことが出来、日程は一度来院してから決めます。
        *通常腟から器具を挿入し根元から採る方法
        *痛みも殆どなく少量の出血がありますが数日で止まり普通の 
           生活に戻る事が出来ます。
        *切除したポリープは組織検査に提出し悪性病変の有無を確認 
           します。

 アドバイス 
     子宮頚管ポリープは再度出来る場合もあり、切除後も年一回程度は    婦人科受診を
  お勧めします。
     始めに記したように検診時に発見されることが多々あります。 
     平成29年度の市検診も2月末で終了します。   受けてない方は早めに受診しましょう。