2017年12月29日金曜日

冷え症ついて







まもなく寒さも厳しくなる1月を迎えます。

女性の67割はいると言われる冷え性の方には、最もつらい季節ですね。

冷えと言っても症状は様々ですが、手足の冷えや、腰・お腹に冷えを感じる方が多いと思います。

 女性の場合、冷えにより生理痛や生理不順が悪化する事があります。

生理痛の為に痛み止めの薬を服用すると、その副反応としての解熱作用で

体温を下げてしまう事もあり、更に冷えを感じてしまうかもしれません。

そもそも西洋医学には【冷え症】の概念がなく、体温そのものを上げる治療はありません。検査などで原因となる病気が見つかった場合、その病気に対しての治療をする事になります。(貧血・低血圧・自律神経失調症等)

 

 ◎過度な薄着や厚着をしない!◎冷たい飲み物を飲んだり、体を冷やす野菜や果物を摂り過ぎない!◎シャワーだけでなくゆっくり湯船につかる!など、自分で簡単に注意し、予防出来る事もありますね。

 ある程度の努力をしても冷えが改善されない場合、漢方という選択肢もあり、【冷える体質を改善していく】お薬もあります。

冷えが原因で体調を崩したりしている方は、医師に相談してみると良いかもしれませんね!

 

 冷え症を悪化させない方法は色々ありますが、先ず、規則正しい生活習慣、バランスのとれた食事、適度な運動、ストレスを貯めない!等 

当たり前の生活ですが、新しい年に向け少し心がけてみてはいかがでしょう。



2017年12月22日金曜日

土曜日の診療予約について





H30年1月~変更になります!


土曜日午前       予約枠4枠     →      予約枠5枠

土曜日午後       30分6枠のままで診療メニューの表記が
                          ↓
               土曜午後A枠・土曜午後B枠へ変更!
           A枠とB枠の区別はありません。取れる方をお取り下さい。



再診の方へ

土曜日の診療をご希望の方は、午前か午後の診療予約を必ずお取り下さい。
当日枠は初診の方を優先にご案内させて頂きます。(初診の方は予約をお取り出来ないので)

※緊急の再診の方は8時30分にご来院頂き順番をお取り下さい。



待ち時間の短縮を目的とした時間予約を円滑に運用する為、キャンセル、遅刻等がない様に
確実な日時でのご予約をお取り下さい。キャンセル等が続く場合、当院の判断で予約を無効とさせて頂きます。

2017年12月1日金曜日

求人情報






パート
医療事務の募集!(未経験可・経験者優遇)


仕事内容      医療事務全般
勤務時間      午前中(時間要相談)
            扶養範囲内勤務可
応募方法      月曜・金曜
            3時30分~5時30分にお電話にてお問合せ下さい。

2017年11月29日水曜日

薬内服で大切なこと





病院で処方された薬を内服する時に、大切な事は

・タイミング(決められた時間に内服)
・用量(自己判断での増減は×)
・期間(良くなった→中断は×)
・飲み合わせ(内服している薬剤はすべて伝えて)
です。


医師は個々の症状に合わせた薬を処方し内服後どうなったかを見ています。
処方された薬は指示通り内服し主作用(目的に効いた事)、副作用(目的外に現れてしまった事)を
メモに記入し次回来院時に医師へお伝え下さい。

又、副作用の発現は予測する事が出来ません。
普段と違うなと思ったら自己判断はせず診療時間内にご相談下さい。
緊急を要する時(アナフィラキシーショック等は救急外来の受診が必要です。

2017年10月31日火曜日




子宮がんは早期発見が大切!

  一度の検診で安心していませんか?

がん検診を一度受けて{異常なし}の判定が出ると、ほとんどの人は安心してしまいます。

その後ずっと{大丈夫}だと思って放ってしまいます。

ところが数年後、かなり進行しがんが発見されたケースは、決して珍しくありません。

がんはわずか1~2年の間に、発症し進行し場合によっては手遅れになることもあります。

 

  そこで今回は、年齢問わず子宮があれば全ての女性に起こり得る子宮頚がんについて

  記します。

 

子宮頚がんは、20代後半から増加し始め30代後半~40代に多く発症します。

  原因  発がん性のHPV(ヒトパピロマーウイルス)感染によって起こる病気です。
      HPVは性行為によって感染する事が多く、性行為経験者80%が
      一生のうち一度は感染し、約90%は免疫力で自然に治ります。
      免疫や喫煙などの要因が加わり、約10%が持続感染することにより
      異型細胞(がんになる前の細胞)からがんへ数年から十数年かけ
      進行します。
 
 
  症状  初期にほとんど症状がなく、自分で気付くことが難しく検診などによって
      初期の段階で発見されることが多いがんです。
        ※不正性器出血
        ※性交渉の時に出血
        ※下腹部痛など
 
      上記の自覚症状が現れた時には、病気が進行していることが多く子宮を残す
      ことが難しくなることもあります。
 
 
  
  早期発見
      がん検診は、一度受けただけでは不十分で定期的に受けることが大切です。
      会社での健康診断、千葉市の子宮頸がん検診(2年に1度)を受ける。
         もし気になる症状が現れたら速やかに医療機関を受診して下さい。

         早い段階で発見されれば子宮を残すことができ、その後の妊娠、出産の可能性を
         残すことができます。


         まずは、早めに検診を受けましょう!!
     
      



2017年9月30日土曜日

インフルエンザ予防接種について



インフルエンザ予防接種のお知らせ

 

 

今季は婦人科でも予約制で接種を行います。

 

接種期間 1016日(月)~12月中旬頃

接種曜日 期間内の診療日 月・火・水・金

接種時間 1130分頃~12時頃迄  数名を予定

対象   基本、内科的な持病がなく、健康な方

 

婦人科受診中の方で、接種希望の方は、来院時に

希望日の予約をお申し出下さい。

通院中以外の方は、一度ご来院下さい。

 

㊟1 診療日に予約して頂く事は出来ますが、接種は、1130分~になります。

 

㊟2 インフルエンザ接種のみのネット予約は

出来ませんので、ご了承ください。

 

㊟3 診療が混雑した場合は、お待たせする事も

予想されます。










2017年8月30日水曜日












更年期障害と似ている症状について
                 ※更年期についての詳細は2017.2月のブログをご覧下さい。


更年期の症状を訴えて来院される患者さんの多くは、
ホットフラッシュ(のぼせ・ほてり・発汗)・動悸・めまい・イライラ等を主訴としています。
今回は婦人科以外の科の症状について少しお話しします。



・のぼせ、ほてり、発汗     →       甲状腺機能異常・自律神経の乱れ等
・動悸                →       甲状腺機能異常・心疾患・貧血・精神疾患等
・めまい              →       耳疾患・脳疾患・貧血等




上記のように似たような症状でも別の病気が潜んでいる場合があります。
採血でホルモン検査を行い、ホルモン値が正常値の時、上記の様な疾患を疑い
個々の状態に合わせ治療を選択しています。

2017年7月24日月曜日

女性の尿トラブルについて











当院に来院される方の中で、頻尿・排尿痛・尿失禁などの症状を訴える方が大変多く見られます。

その中でも多い病気、膀胱炎・過活動膀胱・腹圧性尿失禁について記します。

膀胱炎
     症状   排尿痛      →  排尿時に痛みを感じる
           頻尿        →  トイレが近い
           残尿感      →  排尿直後も尿が膀胱に残っている感じがする
           排尿時不快感 →  排尿時に不快な感じや違和感がある
           血尿       →  尿に血が混じる

     原因   男性と比べて尿道が短いため、尿道から菌が膀胱に侵入しやすく
           ほとんどの場合細菌感染dせ起こります。

     検査   尿検査

     治療   薬物療法

又、膀胱炎が悪化することにより、腎う腎炎を発症する事があります。膀胱炎症状に加え背中や
腰周辺の痛み、発熱などがあり薬が必要になりますが、膀胱炎を頻回に発症する方、腎う腎炎の
症状のある方は、泌尿器科での治療をお勧めします。

予防と早く良くなるポイント
     水分をよくとる
     トイレに行くことをなるべく我慢しない
     排尿時に違和感を覚えたら早目の受診
     薬は指示どうりに内服する(自己判断で中止した場合、慢性化や重症化する恐れがあり)


過活動膀胱
1日の排尿回数が8回以上、尿意切迫感が週1回以上あれば過活動膀胱と診断されます。

    症状   尿意切迫感   →  急に尿意をもよおし漏れそうで我慢できない
          頻尿       →   トイレが近い
          夜間頻尿    →  夜中にトイレに何度も起きる
          切迫性尿失禁 →  急に尿がしたくなりトイレまで我慢できず漏れてしまう

    原因   脳や脊髄の神経系トラブル
          出産、加齢など
          原因不明

    治療   薬物療法


症状による診断だけでは他の病気(膀胱がんや結石、膀胱炎)との、見分けが出来ないケースが
あるので、症状にお困りの方や気になる方は泌尿器科の受診をお勧めします。


腹圧性尿失禁
    症状   おなかに力が入った時に尿漏れしてしまう病気
          若い方でも珍しくありません。

    原因   出産により骨盤底筋が弱くなる
          加齢や女性ホルモンの低下
          肥満など

    治療   骨盤底筋体操(尿道や肛門を締める力やコントロールする力をつける)
          薬物療法
          手術療法

以上のように気になる症状がございましたら、お一人で悩まずご来院下さい。
           

2017年6月30日金曜日

当院のHP上のブライダルチェックについて・補足









 
今回は、当院のHP上のブライダルチェックについて、補足致します。
 

ブライダルチェックとは言いますが、内容は、人間ドックや定期健診と同じく、

何も症状は無くとも今のご自身の状態を知る「婦人科を中心とした、女性の為の健診」と理解して頂くと良いのではないでしょうか。

 ですので、結婚、妊娠の予定のある方は勿論の事、その他の方も受けて頂けます。

特に若い方達には、中々敷居の高い婦人科受診ですが、先ずは健診で試してみるのも

お勧めです。

 さて、具体的にどんな検査をするのか?

☆問診         健康状態・病歴・生理の状態を伺います

☆血液検査(採血)   B型肝炎・C型肝炎・梅毒・風疹

☆子宮頸がん検査    細胞診

☆経腟超音波検査    子宮、卵巣の腫れ等の状態

☆おりもの検査     クラミジア・淋菌・カンジダ・大腸菌など一般細菌

☆尿検査        蛋白・糖・潜血

 

上記の様な、一式検査にプラスαの検査も行います。お問い合わせは受付迄

 

他の自費セット検査も一部ご案内致します。

 

例1  STI検査  クラミジア感染症・細菌検査    ¥15.000(初再診  税込)

    クラミジア感染症は、初期には自覚症状がほとんどありません。気づかず、治療せずにいれば、将来不妊の原因になる事も!!

2  子宮頸がん検診(細胞診)・超音波検査       ¥13.000(初再診  税込)

    子宮頸がんは、ありふれたウイルスが原因であるにも関わらず、初期には症状も

    全くない。しかし進行具合によっては子宮を摘出する事もある病気です。

                     上記の金額は平成296月現在の価格です

 

ここでは簡単にご紹介しましたが、一式検査詳細等は、ご来院頂き受付でご相談下さい。

 

最後に  不妊の心配によりブライダルチェックを希望する方がいらっしゃいますが、

不妊検査とは異なりますのでご承知おき下さい。



2017年5月27日土曜日

ピルについて











ピルについて

 

一般的にピルといえば、避妊目的に用いる低用量ピルが思い浮かぶと思いますが、今回は旅行や試験などの理由で、直近の生理をずらす(次回の生理を早める方法と遅らせる方法)ために用いる中用量ピル内服・受診のタイミングについて
お話します。

 

早める方法

ずらしたい生理の直近の生理がきたら、すぐ(遅くとも生理5日目まで)に受診して

下さい。

例) 7月の生理をずらしたい時  →  6月の生理開始5日目までに来院

 

 

遅らせる方法

 

ずらしたい生理予定日の遅くとも5日前までに受診して下さい。

 

 

 

☆ピルは24時間に1回、ご自身で忘れない時間を決めて内服するお薬です。

 (早める方法・遅らせる方法ともに、成功率は100%ではありません)

 

☆ピルはホルモン剤なので、個々の状態により内服が適さない方がいます。

 副作用 → 頭痛・吐き気・むくみ等が現れることがあります。

 詳しくは当院HP(診療内容)をご覧下さい。

2017年4月28日金曜日

更年期障害(HRTのメリット・デメリット)




 

 

更年期の症状に対してHRTは高い効果が期待できる治療法ですが、

注意も必要です。

 

受けられない方(禁忌)

・子宮体がん・乳がんに罹っている方(既往・疑いも含む)

・血栓症のある方(既往も含む)

・心筋梗塞・脳卒中の既往のある方

・重症の肝臓病の方

・妊娠が疑われる方

 

副作用について(主なもの)


・乳房の張り・痛み、不正出血

治療初期に見られる事もありますが、しばらくすると消失する事が多いです。


・血栓塞栓症(血管の中に血液の塊ができ血管が詰まる状態)!!

主な症状→ 異常・突然に感じる身体(主に頭・胸・下肢)の痛みやしびれ

       目の異常・言葉のもつれ

血栓塞栓症の症状が見られた場合には、服薬を中止し救急医療機関を

受診する必要があります。


・心臓病・肝臓病・高血圧・糖尿病・その他・治療中(既往含む)の方は、

病状を悪化させる事があるので注意が必要です。

 
☆現在、子宮体がんはホルモン剤の併用で発症率を抑えるといわれ、

乳がんは使用年数5年未満であればリスクの上昇はないといわれています。

 

◇当院では年に1回程度、下記の検査を施行しています。 

・超音波検査

・血液検査

・子宮頚がん検査

・子宮体がん検査

・乳がん検査(他院)

◇HRTの治療を選択できない方、希望しない方には、その他の薬・漢方などで

対症療法を行っています。






2017年3月25日土曜日

更年期障害(HRTのメリット・デメリット)




第2回



更年期の症状に困って来院される患者さんの多くは、ホットフラッシュ(のぼせ・ほてり・発汗)を、
主訴にしています。
HRT療法は、比較的早くホットフラッシュの症状が緩和されるといわれています。
その他、骨粗鬆症の治療にも高い効果があります。

現在、HRT療法を行った方は大腸がんのリスクが低下すると報告があり、
又行ってない方と比べて長寿であるとの報告もあります。

どんな薬剤にも副作用はありますが、HRTも例外ではありません。
定期的な診察と検査を受け、トラブルなくHRT療法を進めていくことが大切です。

次回はデメリット(副作用・HRT禁忌の方)についてお話します。

2017年2月24日金曜日

更年期障害について

 

1
 


 
女性は50歳ぐらいになると閉経(月経の停止)を迎え、それに伴いエストロゲン
(いわゆる女性ホルモン)が減少します。

更年期とは閉経前後5~10年のことをいい、更年期障害とはこの時期に起こる女性ホルモン
低下による様々な症状をさしています。
 
更年期障害の症状は十人十色ですが、特にホットフラッシュといわれる、のぼせ・ほてり・発汗や、
抑うつ状態・不安感等で困り、来院される患者さんが多いです。

更年期の症状の治療には、患者さん個々の症状・状態に合わせ
ホルモン剤を使用するHRT(現在日本では、飲み薬・貼り薬・塗り薬)・その他の薬・漢方を
選択する事が多いです。

医師と相談し治療を選択しましょう。


次回は、HRTのメリット・デメリットについてお話します。

2017年1月16日月曜日

 

コラム Vol.1
 

子宮腟部びらんとは?


 

今年度も子宮がん検診の期限が近付いてきました。まだの方は早めに受けましょう!

 

ところで、検診時に「びらんがある」と言われたことがありますか?

「子宮腟部びらん」とは子宮腟部の状態を表す言葉で病気ではありません。

赤くただれたように見えることから「びらん」と言われますが

実際にただれているわけではありません。
 
女性ホルモンの影響に起因することが多く、成人女性の80%程度に見られます。

おりものが多かったり、不正出血が無ければ心配する必要はないのでご安心下さい。
 

2017年1月7日土曜日

1月のお知らせ

H28年度千葉市子宮がん検診の期限は2月中です。
当日お受け頂けます。
月・火・金の午後の時間帯が比較的すいています。
お早めにお受け下さい。