子宮頸がん検診について
日本では毎年約15,000人が子宮頸がん(上皮内癌含)と診断され、約3,500人が死亡しています。
(20~30代の女性で最も多いがんが子宮頸がんと言われ、未だに増加傾向が続いています)
日本での子宮頸がん検診は、主に細胞診法のみでの診断が続いています。
しかし日本以外の先進国では
細胞診法とHPV検査の併用での診断、
又、子宮頸がん予防ワクチン接種が積極的に推奨されています。
細胞診法のみでの診断 70%の発見率
細胞診法とHPV検査での診断 98〜99%の発見率
と、されています。
2つの検査の併用によって、ほぼ100%に近い異常を発見できます。
※HPVとは
HPVは身近なウイルスで、性交渉の経験のある女性の多くが一度は感染すると言われています。
HPVに感染しても多くの人は免疫力で身体の外へ排除します。
一方約10%程の人は排除出来ず持続感染し、子宮頸がんに進行していく可能性があります。
中でも、HPV16型と18型は子宮頸がんに発展する可能性が高く、感染後の進行スピードが早いと言われています。
次回はHPV検査について詳しくお話します。
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