2020年3月30日月曜日
新型コロナウイルス感染症対策について
新型コロナウイルス感染症について、政府発表の基本方針に従い下記に該当する方の診療を見合わせて頂きます。
本人または家族、友人、職場など親近者に過去14日以内に渡航歴のある方
来院時に37.5度以上の発熱の方
また2週間以内に37.5度以上の発熱があり、来院時に37.4度以下の方でも
解熱剤の服用状況、解熱後の経過、基礎疾患を考慮したうえで、対処させていただきます。
新型コロナウイルス感染症の患者さんと接触歴のある方
上記に抵触し、判断が難しい場合には、帰国者・接触者相談センターにご連絡ください。
2020年3月28日土曜日
HPV検査(自費)について
子宮頚ガンの発生要因のその多くにHPVの感染が関連している事は、
2020年3月13日・2019年2年1日・2017年10月31日の、過去の頚ガン検診等のブログで確認していただけますので、参考にして下さい。
HPV検査は、HPVウイルス感染の有無を調べる検査です
頚ガン検診の細胞診と同様に、採取した細胞が頸ガンの原因となる、
ウイルスに感染しているかどうかが分かる検査です

細胞診
子宮頚部(子宮の入り口)を、先にブラシのついた専用の器具でこすり採り
細胞を顕微鏡で調べます
当院でのHPV検査は、100種類以上の型があるHPVのうち、ガンになる危険性の
高い13種類(ハイリスク型)のどれかに感染しているか否かが分かる検査です。
特に16型・18型が、子宮頚ガンに進展する可能性が高く、感染した後の進展する
スピードが速いと言われています。
↓
*HPV16型に感染した方がガンへ進展する場合、10年間で17.2%
*HPV18型に感染した方がガンへ進展する場合、10年間で13.6%
ハイリスク型HPVに感染していない方がガンへ進展する場合、10年間でほぼ0%
Khan MJら J Natl Cancer Inst. 2005;97:1072-1079 のデータを参照
※細胞診もHPV検査も陰性であった場合の次の検査は、2~3年後で良いと
推奨されています。(日本産婦人科医会がん対策委員会 子宮頚がん検診レコメンデーション2011より)
千葉市の頚ガン検診は、2年に一度受けられます。
HPV検査を単独でする事もできますが、
千葉市子宮ガン検診を含めた頚ガン検診と、同時に行う事をお勧めします。
2020年3月13日金曜日
子宮頸がん検診について
日本では毎年約15,000人が子宮頸がん(上皮内癌含)と診断され、約3,500人が死亡しています。
(20~30代の女性で最も多いがんが子宮頸がんと言われ、未だに増加傾向が続いています)
日本での子宮頸がん検診は、主に細胞診法のみでの診断が続いています。
しかし日本以外の先進国では
細胞診法とHPV検査の併用での診断、
又、子宮頸がん予防ワクチン接種が積極的に推奨されています。
細胞診法のみでの診断 70%の発見率
細胞診法とHPV検査での診断 98〜99%の発見率
と、されています。
2つの検査の併用によって、ほぼ100%に近い異常を発見できます。
※HPVとは
HPVは身近なウイルスで、性交渉の経験のある女性の多くが一度は感染すると言われています。
HPVに感染しても多くの人は免疫力で身体の外へ排除します。
一方約10%程の人は排除出来ず持続感染し、子宮頸がんに進行していく可能性があります。
中でも、HPV16型と18型は子宮頸がんに発展する可能性が高く、感染後の進行スピードが早いと言われています。
次回はHPV検査について詳しくお話します。
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