子宮筋腫の治療薬レルミナ錠(内服薬)について
子宮内膜症には、10年以上前からホルモン剤の内服薬(ディナゲスト)があり2年半前からはジェネリック医薬品(ジエノゲスト)も発売され、内服薬での治療が確立されています。当院でも使用している人が非常に多い薬です。
ところが、子宮筋腫の治療薬は今迄、痛みや過多月経や貧血などの症状に対する対症療法か、GnRHアナログ製剤の点鼻薬や注射しかありませんでした。
そこで、平成31年2月に子宮筋腫治療薬初の内服薬として、レルミナ錠が
発売されました。
レルミナ錠の特徴
1日1回1錠 食前に(但し、時間は決めて)服用→
卵巣からのホルモンの分泌を低下させる→
疑似的閉経状態にする→
筋腫による諸症状の改善を目的としている
但し、半年しか使用できない薬なので、半年治療すればそのまま閉経を
迎える位の年齢の方を中心に使用します。
副作用として、更年期症状があらわれる事があります。
令和2年3月には、14日以上の処方も可能になり、より服用もしやすくなります。
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