2023年4月3日月曜日

HPVワクチン接種前に知っておいてもらいたいこと

 

HPVワクチンには以下のような特徴があります。

それぞれの特徴をよく理解したうえで、接種を検討してください。

 

 

2価、4価ワクチンはともにHPV16/18型の感染を予防し、性交未経験女性に接種した場合には子宮頸がんの60から70パーセントの予防が期待できる

 

2価、9価ワクチンはHPV16183133455258型の感染を予防し、

性交未経験の女性に接種した場合には子宮頸がんの約90パーセントの予防が期待できる

 

4価、9価ワクチン共に前述のHPV型に加えてHPV611型の感染も予防し、

尖圭コンジローマの予防効果もある

 

・子宮頸がんやその前がん病変、すでに感染しているHPVに対する治療効果はない

 

・性的活動の開始前に接種すると最も効果的

 

                  2022年 産婦人科診療ガイドラインより

 

 

このワクチンを打っても子宮がん検診は受ける必要があります

局所が痛い、赤くなる、腫れる場合があります

頭痛、失神、ショックなどの可能性があります

接種後に注射に限らず、激しい痛み、しびれ、脱力などの異常が認められた場合は

診察を受けてください

 

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