2020年4月27日月曜日

子宮頚がん予防ワクチンについて







子宮頚ガン予防ワクチンは、発症の原因となるヒトパピローマウイルス(HPV)のうち、約6割を占める2種類の発がん性HPVなどの感染を防ぐ事により、持続的なHPVの感染や異形成(がんの手前)を予防する効果が確認されています。

ほとんどの女性が一生に一度はHPVに感染するといわれており、性交渉が主な原因と考えられています。HPVはほとんどの場合は自然に排除されますが、何度も繰り返し感染することがあるので、性交渉の経験がある方もワクチンを接種して次の感染を防ぐことが大切です。

※HPVワクチンはすでに感染しているウイルスを排除したり、発症している子宮頚がんや、前がん病変(がんになる前の状態)の進行を遅らせたり、治療したりする効果はありません。

※子宮頚がん予防ワクチンを接種しても、完全に防げるわけではない為、前回・前々回のブログでお伝えしたように、従来の子宮頚がん検診やHPV検査を併用する事が大切です。

 

 

20204月の時点で、日本で接種出来る子宮頸がんワクチンは2種類あります。
いずれのワクチンを接種してもHPVに自然に感染して得られる抗体よりも、
高い抗体が得られることが分かっています。

 

「サーバリックス」2価ワクチン

・予防できるHPV型: HPV16型・18型(高リスク型)
・接種スケジュール: 1回目の接種を行った1ヶ月後に2回目を、        6ヶ月後に3回目の接種

 

「ガーダシル」4価ワクチン

・予防できるHPV型: HPV16型・18型(高リスク型)、HPV6型・11型(低リスク型)
※HPV6型・11型は尖圭コンジローマの原因ウイルス
・接種スケジュール: 1回目の接種を行った2ヶ月後に2回目を、               6ヶ月後に3回目の接種

 

主な副作用
注射した部分の痛み、腫れ、赤み、頭痛など

 

 

接種をご希望の方(要予約) 

ご来院→予診票記入→料金のお支払い(前払い)→接種日の予約となります。

※ワクチンは、料金お支払い後にその方用として注文します。

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