2025年1月10日金曜日

睡眠について

睡眠について

 婦人科の外来でも睡眠についてのご相談を受けることがよくあります。

不眠症の診断は、『寝つきが悪い』『途中で目が覚める』など、患者さんの主観的な訴えに基づいて行われます。しかし脳波の測定をすると、全体的な睡眠の質は悪くない(睡眠誤認)ことがあるそうです。

この睡眠誤認は、客観的には眠れている、反対に客観的には睡眠不足の場合もあります。

成人の場合は一般的に6時間以上の睡眠時間を確保するのが良いと言われています。

良い睡眠をとるには、睡眠を阻害する習慣を改善するのが一番の近道。寝酒や寝る前のカフェインの摂取を避け、夜間の光は眠りを妨げるのでリビングの照明を工夫すると良いでしょう。


2025年1月6日月曜日

HPVワクチンの予約方法について

 毎週火曜日と金曜日の16:00~17:00にワクチン確保と問診票のチェックを受付けます。

【ワクチン確保方法について】
記入済みの問診票を持ってお越しください。医師の問診票のチェック後
接種可能と認められた方からワクチン接種日の予約をこちらでお取りします。
WEBでご本人が接種予約を取ることはできません。
混雑状況によってはお待たせします。
問診票を取りにくること、ワクチン確保は予約はご家族でも対応可能です。
(問診票については厚生労働省のHPからダウンロードも可能)
※お電話でのお問い合わせはお受けしていません。
※予約に来た当日の接種はできません。
※予約の変更はできません。変更の場合はキャンセルとなりますので、改めて予約を取り直して下さい。


2024年12月3日火曜日

アリッサ配合錠

 本日12/3に新しい月経困難症治療薬のアリッサ配合錠が発売されました。

24錠の実薬と4錠のプラセボ錠からなるいわゆるLEP(低用量エストロゲン・プロゲスチン配合薬)です。

いままでのLEP製剤はエストロゲンとしてエチニルエストラジオール(EE)を含有していますが、アリッサ配合錠はエステトロール(E4)を含有しています。

E4は天然型エストロゲンでEEに比べると静脈血栓塞栓症のリスクが低くなることが期待されています。

血栓症を含めたLEPのリスクが全くないわけではありませんが、選択肢の一つとして検討してみてはいかがでしょうか。



2024年11月27日水曜日

旅行やテストなどに生理の日がぶつかりそうな時

 生理をずらすピル(中用量ピル)について

今回は中用量ピルについてお話します。
中用量ピルは、旅行などの理由で生理をずらしたい時に服用するお薬です。
☆生理をずらすピルをご希望の方は、余裕をもって1、2か月前までに来院してください。

※ 45歳以上の方
35歳以上の方で喫煙される方
妊娠の可能性のある方、授乳中の方
前兆を伴う片頭痛の方
極度の肥満(BMI30以上)の方には、処方していません。
(年齢等については、医師の診察の結果によります。)

◉生理を早める方法
ずらしたい生理のひとつ前の生理が始まったら、出来るだけ早く(遅くとも5日目までに)
ピルを飲み始めて早めたい日あたりまで飲み続けます。

例 5月の生理を早めたい → 4月の生理が来たら、5日目までに服用開始
※生理が始まった日を1日目とします。  

◉生理を遅らせる方法
生理予定日のおよそ5日前から飲み始め、生理をさけたい日まで服用します。
(生理予定日が予測出来ないような生理不順の方は、この方法が難しい場合があります。)

☆服用方法
食前食後に関わらず、24時間に1回服用します。

☆副作用
頭痛、吐き気、むくみなどがあります。
その他、血栓症を発症する可能性もあります。
詳しくは、当院HP(診療内容)をご覧下さい。

薬の使用中は、飲酒・喫煙、長時間同じ姿勢でいる事を控え、適度に体を動かし水分をこまめに取るようにしましょう。

※診察の結果、医師の判断によりピルを処方出来ない場合があります。
 相談のみでも料金(¥3300~)はかかります。

☆ずらせる生理は1回のみです。

2023年10月4日水曜日

下着やトイレットペーパーに血が付いた時は?

  生理ではない時に下着やトイレットペーパーに血が付いた場合に付いた場合についてお話します。

 この場合、つい、膣からの出血ではと思いがちですが、実は、尿道や肛門から出血していたという事があります。

 出血箇所により疑われる病気をあげてみます。

 

 膣からの出血

・ 細菌性膣症

・ 萎縮性膣炎

・ 排卵時出血

・ ホルモンバランスの乱れ(思春期、更年期など)

・ 子宮頸癌、子宮体癌

・ 子宮筋腫

・ 子宮内膜症

・ 子宮腺筋症

・ 子宮頸管・内膜ポリープ

・ 子宮下垂・子宮脱

・ 子宮外妊娠

・ 外陰部、膣壁の裂傷

・ その他


尿道からの出血          

・ 膀胱炎

・ 腎炎

・ 尿管結石

・ 尿道カルンクル

・ 膀胱腫瘍

・ その他


肛門からの出血

・ 痔

・ 大腸がん

・ 大腸ポリープ

・ 潰瘍性大腸炎

・ 胃・十二指腸潰瘍

・ 虚血性大腸炎

・ 直腸脱

・ その他


 上記のように出血箇所により、疑われる病気は様々です。

正確な診断の為にも、予めご自身で出血箇所を確認することが重要といえます。

確認できる範囲で構いません。

 そして、該当する診療科(婦人科・泌尿器科・肛門科)をお早めに受診することをお勧めします。




2023年9月15日金曜日

当院での子宮頸がん予防(HPV)ワクチン接種について


※接種できるワクチンはシルガード9(9価)のみです。

まず、診察時間内にご来院下さい。(予約不要)

ワクチンは発注から届くまで、約1週間かかります。来院時に1週間後以降の日付で予約をします。(1週間後の予約が取れるという訳ではありません。土曜日は埋まりやすい為、お早めにご来院下さい)


公費 シルガード9(9価ワクチン)

持ち物 保険証 診察券・予防接種シール(お持ちの方)

予約不要で来院、問診票を記入 → ワクチン発注


自費 シルガード9(9価ワクチン)

予約は必要ありません。まずは診療時間内にご来院下さい。

持ち物 保険証 診察券(お持ちの方)

問診票を記入、当日にお支払い → ワクチン発注

ワクチンは発注から届くまで、約1週間かかります。来院時に1週間後以降の日付で予約をします。

料金 

自費シルガード:1回につき3,0000円

2023年9月4日月曜日

ホルモン補充療法(HRT)について

 

2022715日掲載のブログで、更年期についてお話しております。

瀨古医院: 女性の更年期について (sekoiinn.blogspot.com)

 

現れる症状は人それぞれですが、更年期の女性のうち約80%の方が、ホットフラッシュ(突然のほてり・のぼせ・発汗)を経験しているという報告もあるそうです。

 

漢方薬での治療は、イライラ・不安感などの精神的な症状の改善に優れており、ホットフラッシュの改善にはあまり有効ではありません。

 

現在最も行われている治療法は、減少した女性ホルモン(エストロゲン)を補う【ホルモン補充療法(HRT)】です。

・錠剤

・貼付剤(テープ・パッチ)

・塗布剤(ジェル・ゲル)

など様々なタイプがあり、ホットフラッシュをはじめとする更年期症状の改善に高い効果が得られる治療法です。

 

しかし、全ての人がこの治療を安全に受けられるとは限りません。

 

・過去に心臓病・脳卒中にかかったことがある

・肝臓が悪い人や、血栓症のリスクが高い人

・片頭痛・高血圧・糖尿病がある人  など

これらに当てはまる人は、HRTを行うことができない場合や慎重に行う必要があります。

 

☆当院では初めてHRTを行う前と1年に1回、定期的な検診を行っています

・採血

・超音波検査

・子宮頸がん・子宮体がん検診

・乳腺外科での乳がん検診

・診察前の血圧測定も行い、安全に受けられるかチェックしながら処方しています。

 

患者様の症状・状態によって治療法は変わってきます。

まずは医師にご相談ください。

※更年期の症状として関節痛が起きる事もありますが、婦人科では更年期以外の病気が原因だった場合の診断が出来ません。まずは、整形外科にてご相談ください。

 

海外では、ホットフラッシュの症状を抑える治療薬として、初の非ホルモン製剤が承認されたそうです。

 

将来日本に入ってきたら、今現在ホルモン剤を使えない人達にも使えるかもしれません。

更年期障害の治療をする際の新たな選択肢となればいいですね。