緊急避妊薬について
緊急避妊薬とは、性交時のアクシデントによる、望まない妊娠を回避する目的で緊急的に用いる薬剤です。
今回は、国内で承認されていて当院でも使用しているノルレボ錠についてお話します。
性交後72時間以内に服用する事で、
・排卵を抑制する
・子宮頚管粘液の性状の変化(精子の子宮内侵入を抑制)
・子宮内膜の変化(受精卵の着床抑制)
を、期待する薬剤ですが、100%の効果はありません。服用後も基礎体温をつけ、生理が来ることを確認する必要があります。状況により妊娠検査を行い判定します。
一般的に経口避妊薬として知られているoc(低用量ピル)とは違い、あくまで緊急時に用いるものです。
普段の避妊には、コンドームや避妊効果の高いocが適しています。ocについては過去のブログをご覧下さい。
またどちらの薬も性病は予防出来ないので、性病を予防する為にはコンドームが必要です。
2018年7月31日火曜日
2018年7月2日月曜日
自費・婦人科検査について
婦人科検診について(自費)
千葉市の子宮頸がん検診を行っています。
千葉市にお住まいの20歳以上の方なら、2年に1度受けられます。
予約は不要、 受診券シールと保険証持参で 生理ではない時に受けて
下さい。
診療日の午前8時30分~11時頃、午後は2時45分~5時頃まで受付けます。
休診日等はHPでお確かめ下さい。
自費検査のご案内
① 子宮頸がん検査・経腟超音波検査
費用 ¥13,000 毎年頸がん検査を希望の方
②STIプラスα(クラミジア・淋菌・カンジダ・大腸菌・
一般細菌)
費用 ¥13,000 症状はないが、感染症が気になる方
③ ブライダルチェック
(経腟超音波検査・子宮頸がん検査・尿検査
帯下検査 クラミジア・淋菌・カンジダ・大腸菌・一般細菌
採血検査 B型、C型肝炎・梅毒・風疹)
費用 ¥32,400 婦人科ドックとして色々な検査をご希望の方
※⑴と⑵を同時に行った場合、初診料分費用は減額になります。
(自費検診の金額は、平成30年4月1日現在のものです)
2018年5月29日火曜日
第4回 子宮内膜症について
今回は前回の続き、③偽閉経療法と④黄体ホルモン療法について詳しくお話をします。
③偽閉経療法について
偽閉経療法は薬物治療の中で、効果が高いと期待される治療法の一つです。
この方法には点鼻薬と注射薬があります。
今回は当院でも使用している注射(GnRHアゴニスト・エストロゲンを低下させる薬物)について
詳しくお伝えします。
通常6カ月(1カ月に1回)続けて使用しますが、偽閉経状態を作るので更年期様症状の副作用が
出る方がいます。
副作用に対しては、対症療法を用いたり、使用する期間を短くしたりします。
偽の閉経療法中は病気の進行はとまりますが、エストロゲンが低い状態が長期間続くと骨量低下を起こす可能性が出てくるので、一般的にはGnRHアゴニストの単独治療は最長でも6カ月間とされています。
④黄体ホルモン療法について
当院では③GnRHアゴニストの治療後に、黄体ホルモン療法に移行される患者さんがいます。
黄体ホルモン療法は、1日2回(12時間に1回)服用し、長期間使用する事が出来る治療です。
副作用は不正出血です。
GnRHアゴニストの治療後、子宮内膜が薄くなっている状態で黄体ホルモン療法に移行すると、
不正出血の発生頻度は少なくなります。又、12時間に1度の内服を守り、長期間服用する事で、
不正出血の頻度は少なくなることも分かっています。
子宮内膜症には色々な治療法がありますが、ライフスタイルに合わせ治療を選択する事が
たいせつです。
2018年4月21日土曜日
第3回 子宮内膜症について
今回は、前回の治療法 1 ・ 2 について詳しく 記します。
1 対症療法
鎮痛剤- 月経痛(生理痛)など日常生活に支障を きたす強い痛みの場合服用。
(痛みが強くなる前に服用するのがポイント)
漢方薬- 血行を良くする等、体質を改善して痛みを抑える。
人により効く薬が異なる為、医師と相談し処方して もらいましょう。
2 偽妊娠療法
低用量ピル(卵胞ホルモン・黄体ホルモンの配合剤)
排卵を止めることで子宮内膜の増殖を抑える。
特徴 *内膜症による出血量の減少・生理痛の軽減
*内膜症の進行遅らせる
注意 *飲み始め1~2ヶ月は、次の様な症状が 起こることがあります。
不正出血(服用中に起こる軽度の出血)・ 吐き気・頭痛・上腹部の痛み・乳房の張り など
徐々に治まりますが長く続く場合は、医師に 相談すると良いでしょう。
*血栓症(血液が血管内に固まる病気)
喫煙者は特にリスクが増大
次の様な症状(突然の足の痛み・腫れ・ 痺れ・嘔吐・吐き気・頭痛など)認めたら
服用中止し救急医療機関を受診する必要が あります。
又、既往歴や医師の診断により処方が出来ない場合もあります。
当院では、充分注意しながら安全に服用出来るよう 毎回自覚症状のチェック・血圧測定し定期的に血液検査など施行しています。
2018年3月31日土曜日
第2回 子宮内膜症について
子宮内膜症の薬物療法について
患者さんの現在の症状、年齢、持病、出産予定の有無等で治療薬が変わります。
①
軽度の場合、主な症状(★月経痛★出血量が多く貧血状態)に対し
消炎鎮痛剤や貧血の薬で辛い症状を逃す方法。(対症療法)
漢方薬を用いることもあります。
②
卵胞ホルモン・黄体ホルモン配合剤を用いて、排卵を抑制し、妊娠をしているような状態にする方法(偽妊娠療法)服用する事により、内膜を萎縮させ、症状を軽くします。薬の副作用として、血栓症・肝機能障害に注意が必要です。
③
卵巣から女性ホルモンの分泌を低下させ、一時的に閉経状態にする方法(偽閉経療法)
この療法は、点鼻薬と注射薬がありますが、更年期障害の様な症状や、骨量の低下等の副作用がある為、4~6カ月をワンクールとします。
④
経口避妊薬以外に、黄体ホルモン療法もあります。卵巣に働いてエストロゲンの抑制
子宮内膜症の病巣に直接働く薬です。(黄体ホルモン療法)
治療法は、それぞれの患者さんの生活や、将来の予定等でも選択が変わります。
ご自身の病状をよく理解し、主治医の意見を良く聞いて、ご自分にあった治療法を選択できると良いですね。
次回は ① ②について、少し詳しくお話します。
2018年2月28日水曜日
第1回 子宮内膜症について
子宮内膜症とは?
子宮の内側にみられる子宮内膜の組織が、子宮の内側以外に出来てしまう病気です。
子宮の内側に出来た内膜は月経時に腟から排泄されます。
しかし子宮内膜症という病気により、子宮の内側以外に出来た内膜に似た組織(内膜症の病変)は、月経に伴い出血を起こしますが出口がなくそのまま体内に残ってしまいます。それを元に他臓器と癒着し様々な症状を起こすと考えられています。
当院に来院される子宮内膜症の患者さんの多くは
月経時・月経時以外の痛み、経血量の増加、排便痛等を
主訴としています。
患者さん個々の状態、またライフスタイルに合わせ
薬物療法(対症療法・ホルモン療法)
手術療法(保存手術・根治手術) などの治療法を検討しています。
次は治療法(薬物療法)についてお話します。
2018年1月24日水曜日
子宮頚管ポリープ
検診時や別の病気で來院し指摘されたりすることが多く、ビックリする方もいますが 特別珍しい病気ではありません。
但し症状がありトラブルを起こす場合は、適切な処置が必要になります。
その辺を踏まえて少しお話しします。
子宮頚管ポリープ
(子宮の頚管粘膜の一部が増殖するイボの様なもので、良性のものが殆どです)
原因 明らかではありませんが子宮頚管の慢性炎症が原因の一つと考えられて います。
症状
*不正性器出血
*性交時の出血
*おりもの増加
など
治療 1)自覚症状なくトラブルが少ない場合などは、経過を観る事があります。
2)大きくなったり、出血等度々トラブルが起こる場合は、ポリープを切除します。
切除方法
*切除は外来で行うことが出来、日程は一度来院してから決めます。
*通常腟から器具を挿入し根元から採る方法
*痛みも殆どなく少量の出血がありますが数日で止まり普通の
生活に戻る事が出来ます。
*切除したポリープは組織検査に提出し悪性病変の有無を確認
します。
アドバイス
子宮頚管ポリープは再度出来る場合もあり、切除後も年一回程度は 婦人科受診を
お勧めします。
始めに記したように検診時に発見されることが多々あります。
平成29年度の市検診も2月末で終了します。 受けてない方は早めに受診しましょう。
登録:
投稿 (Atom)