2018年4月21日土曜日


第3回 子宮内膜症について

今回は、前回の治療法   1 ・ 2  について詳しく  記します。
1 対症療法
    鎮痛剤- 月経痛(生理痛)など日常生活に支障を  きたす強い痛みの場合服用。
   (痛みが強くなる前に服用するのがポイント)
   漢方薬- 血行を良くする等、体質を改善して痛みを抑える。
   人により効く薬が異なる為、医師と相談し処方して もらいましょう。

2 偽妊娠療法
   低用量ピル(卵胞ホルモン・黄体ホルモンの配合剤)
   排卵を止めることで子宮内膜の増殖を抑える。

特徴 *内膜症による出血量の減少・生理痛の軽減
    *内膜症の進行遅らせる
注意 *飲み始め1~2ヶ月は、次の様な症状が  起こることがあります。
    不正出血(服用中に起こる軽度の出血)・   吐き気・頭痛・上腹部の痛み・乳房の張り  など  
    徐々に治まりますが長く続く場合は、医師に 相談すると良いでしょう。
        *血栓症(血液が血管内に固まる病気)
          喫煙者は特にリスクが増大
          次の様な症状(突然の足の痛み・腫れ・ 痺れ・嘔吐・吐き気・頭痛など)認めたら
          服用中止し救急医療機関を受診する必要が  あります。
            又、既往歴や医師の診断により処方が出来ない場合もあります。

当院では、充分注意しながら安全に服用出来るよう 毎回自覚症状のチェック・血圧測定し定期的に血液検査など施行しています。

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