2017年7月24日月曜日

女性の尿トラブルについて











当院に来院される方の中で、頻尿・排尿痛・尿失禁などの症状を訴える方が大変多く見られます。

その中でも多い病気、膀胱炎・過活動膀胱・腹圧性尿失禁について記します。

膀胱炎
     症状   排尿痛      →  排尿時に痛みを感じる
           頻尿        →  トイレが近い
           残尿感      →  排尿直後も尿が膀胱に残っている感じがする
           排尿時不快感 →  排尿時に不快な感じや違和感がある
           血尿       →  尿に血が混じる

     原因   男性と比べて尿道が短いため、尿道から菌が膀胱に侵入しやすく
           ほとんどの場合細菌感染dせ起こります。

     検査   尿検査

     治療   薬物療法

又、膀胱炎が悪化することにより、腎う腎炎を発症する事があります。膀胱炎症状に加え背中や
腰周辺の痛み、発熱などがあり薬が必要になりますが、膀胱炎を頻回に発症する方、腎う腎炎の
症状のある方は、泌尿器科での治療をお勧めします。

予防と早く良くなるポイント
     水分をよくとる
     トイレに行くことをなるべく我慢しない
     排尿時に違和感を覚えたら早目の受診
     薬は指示どうりに内服する(自己判断で中止した場合、慢性化や重症化する恐れがあり)


過活動膀胱
1日の排尿回数が8回以上、尿意切迫感が週1回以上あれば過活動膀胱と診断されます。

    症状   尿意切迫感   →  急に尿意をもよおし漏れそうで我慢できない
          頻尿       →   トイレが近い
          夜間頻尿    →  夜中にトイレに何度も起きる
          切迫性尿失禁 →  急に尿がしたくなりトイレまで我慢できず漏れてしまう

    原因   脳や脊髄の神経系トラブル
          出産、加齢など
          原因不明

    治療   薬物療法


症状による診断だけでは他の病気(膀胱がんや結石、膀胱炎)との、見分けが出来ないケースが
あるので、症状にお困りの方や気になる方は泌尿器科の受診をお勧めします。


腹圧性尿失禁
    症状   おなかに力が入った時に尿漏れしてしまう病気
          若い方でも珍しくありません。

    原因   出産により骨盤底筋が弱くなる
          加齢や女性ホルモンの低下
          肥満など

    治療   骨盤底筋体操(尿道や肛門を締める力やコントロールする力をつける)
          薬物療法
          手術療法

以上のように気になる症状がございましたら、お一人で悩まずご来院下さい。
           

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